27 3月

「天空にフンワリと浮かぶ真っ白な雲さんありがとう」

私が、自分の姿になげく時代があったと告白する。
しかし、どんなになげこうとも、何もかわらない人生が素通りしていく。たのしみもよろこびも実感できるわけでなく。
ある日、ある時、広々と無限に広がる天空にフンワリと浮かぶ真っ白な雲が形を変えて流れゆく。それを観ていると、何故か私の心が軽くなった。
どんな姿がそこにあろうとも、やはり、ありのままのありようが自然で無理がない。自然な風景、自然な姿。自然な心。それがいいのさ。それでいい。と自分に優しく何度も何度も囁いてみた。
私の心が何故か軽やかになる。
フンワリと流れゆく真っ白な雲さんありがとう。